犬や猫のホモトキシコロジーとは｜ドイツ発祥の自然療法の一つ
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みなさんは「ホモトキシコロジー」という治療法をご存じでしょうか。
体への負担が少なく済むことから犬や猫の高齢化とともに注目度が高まっている治療法で、さまざまな病気の治療に対応ができます。
今回はそんな犬や猫のホモトキシコロジーについて、詳しくご紹介していきます。
■目次
1.ペットとホモトキシコロジーとは
2.ホモトキシコロジーが使用されるタイミングや疾患
3.ホモトキシコロジーのメリット
4.まとめ
ペットとホモトキシコロジーとは
ホモトキシコロジーはドイツを発祥とした自然療法の一つで、病気の原因と考えられている体内の有毒物質（ホモトキシン）を特別な注射や内服薬を使って排泄・解毒することによって、症状を改善したり治癒に導いたりする治療法です。
獣医療の発展やペットたちを取り巻く環境が整ってきたことから、近年ペットたちの寿命は大幅に伸びています。とても喜ばしいことである反面、加齢が原因による病気が増えてきたのも事実です。そのため、高齢のペットたちにも負担が少ないホモトキシコロジーに注目が集まっています。
ホモトキシコロジーが使用されるタイミングや疾患
ホモトキシコロジーは慢性疾患だけでなく急性疾患にも適応が可能です。
また、以下のように多くの病気の治療に対応可能です。
適応疾患
・関節や骨、筋肉の病気
・消化器の病気
・泌尿器の病気
・呼吸器の病気
・皮膚の病気
・免疫系の病気
・外傷
・感染症
・腫瘍
このうち、特に猫の慢性腎臓病の治療にホモトキシコロジーはおすすめです。
当院でもステージ4の食欲不振の猫で、ホモトキシコロジーの治療開始から3日で食欲が回復した例があります。
ホモトキシコロジーのメリット
ホモトキシコロジーの大きなメリットの一つが、副作用がほとんどない点です。高齢になると体力が落ちるため、手術や薬の副作用などに耐えられないケースもありますが、ホモトキシコロジーは体への負担が少なく済むため、年齢や病気のステージに関係なく治療を受けられます。
また、ホモトキシコロジーの内服薬には苦味がなく、飲ませやすいというメリットもあります。
さらに、リンパ管拡張症の治療のように、消炎ステロイド剤が必要な症例は少なくありませんが、ステロイド剤は効果がよく現れる反面、副作用が出やすいお薬でもあります。そんなときにもホモトキシコロジーはおすすめで、ステロイド剤を使った治療と並行してホモトキシコロジーの治療を行うことで、ステロイド剤の必要量を抑えることもできます。
まとめ
「自然療法」と聞くと怪しい治療法ではないかと疑う方も少なくありませんが、ホモトキシコロジーの治療の効果に関する論文は多くあります。
また、当院での治療実績も多くありますので、安心して治療を受けていただければと思います。ホモトキシコロジーについて気になる方や治療を受けてみたい方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
当院のホモトキシコロジーについてはこちらでもご紹介しています
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