• 079-552-5355

  • お問い合わせ

  • 診療時間/9:00~12:00 16:00~19:00(土曜午後は15:00~18:00)
    休診日/日曜・祝日

ブログ

blog

カテゴリー:

子犬・子猫をお迎えするための事前準備|失敗しないための準備ガイド

  • 動物の病気
  • 症例紹介
  • 院長ブログ

新しい家族として子犬や子猫を迎え入れることが決まったら、事前の準備が重要です。とても楽しみにしている方も多いかと思いますが、とはいえ何を用意すればいいのかわからない方も多くいらっしゃるかと思います。

 

今回は、子犬や子猫を迎える前に必要なものや注意すべきポイントをご紹介します。

■目次
1.子犬・子猫お迎え準備リスト
2.子犬・子猫を迎え入れた後に注意すること
3.まとめ

 

子犬・子猫お迎え準備リスト

子犬や子猫を迎えるために、当日までに最低限用意しておくべきものは以下の通りです。

 

<食器・水飲み場の設置>

子犬や子猫にとっては浅くて安定したタイプの食器が適しています。

水入れはケージの壁に取り付けるボトルタイプや、床に置くタイプがあります。水をこぼすことが気になる場合は、ボトルタイプがお勧めです。

いつでも清潔で新鮮な水が飲めるように、定期的に水の入れ替えを行うようにしましょう。

 

<フード>

急にフードを変更してしまうと嘔吐や下痢の原因となってしまいますので、以前の環境で食べていたものと同じフードを用意して、新しいフードを混ぜながら徐々に移行していくようにしましょう。

 

フードは種類によって保存方法や保存期間が異なります。

ドライフードは開封後、空気に触れることで風味が失われるため、開封から1〜1.5ヶ月以内に食べきることをお勧めします。保存する際は袋をしっかりと閉じ、直射日光が当たらない涼しく湿度の低い場所に置くと良いでしょう。冷蔵庫で保存するとフードの表面に結露が生じ、カビが生える原因になりますので、常温で保存するようにしましょう。

 

ウェットフードの場合は開封後は冷蔵庫で保管し、できるだけ1日以内に食べきようにしてください。

 

<トイレ>

子犬の場合はトイレシートとトイレトレーを準備しましょう。トイレシートは大きめのサイズを選ぶと排泄物がはみ出すことがあっても安心です。 

子猫の場合は猫用トイレを用意し、可能であればお迎えする前に使っていたトイレの砂を入れて臭い付けをするとよいでしょう。

トイレは猫の頭数+1個の数を設置することが理想的です。

 

<除菌・消臭スプレー>

子犬や子猫がトイレ以外で排泄してしまった場合、その場所に臭いが残るとそこをトイレだと勘違いすることがあります。そのため、除菌・消臭スプレーを使用して、臭いをできるだけ取り除くようにしましょう。

また、おもちゃの除菌にも役立つため、子犬や子猫が口に入れても安全な種類のものを選ぶことが大切です。

なお、アルコールタイプの除菌スプレーやウエットティッシュは注意が必要です。犬や猫はアルコールを分解できないため、中毒を起こしてしまう危険があります。

 

<移動専用のケージ>

移動専用のケージは外出時に利用する以外にも、家の中での安心できる空間としても使用できます。

 

<室内用のサークル・ケージ>

子犬や子猫が安心できるスペースを確保するためや、飼い主様が外出時に安全にお留守番できるように、サークルやケージを準備しましょう

子犬はトイレとケージ、食器を収容できるサイズが適しています。

 

猫の場合はジャンプ力があるため、高さがあり、上部が閉じられるタイプの猫用ケージが適しています。

 

子犬・子猫を迎え入れた後に注意すること

<行動範囲を制限し脱走防止>

将来的には家の中を自由に歩けるようになるかもしれませんが、子犬や子猫のうちは家の中で動き回れる範囲を仕切ることが大切です。

 

また脱走を防止するために窓や玄関に脱走防止用の柵などの設置や、高い所から落ちないように転落防止措置を講じることも重要です。

 

<滑りやすい床>

子犬や子猫は歩き方が不安定なため、フローリングのような滑りやすい床での転倒が関節や骨にダメージを与えることがあります。

滑りにくい環境で安全に過ごせるように、カーペットやマットを敷くとよいでしょう。

 

<誤飲誤食>

好奇心旺盛な子犬や子猫は、見つけたものなら何でも興味を持って口にしてしまうことがあります。飲み込んだ異物が原因で中毒になったり、腸内で詰まって腸閉塞を引き起こしたりするリスクがあります。

こうした事態を防ぐためには、子犬や子猫が生活するエリアを安全に保つことが非常に重要です。危険なものは手の届かない場所に収納しましょう。

 

<植物やユリ科、アロマは注意>

犬や猫にとって有害な植物が多く存在するため、これらを犬や猫のいる部屋に置かないようにしましょう。特にユリ科の植物、例えばヒヤシンスやチューリップは、花瓶の水でさえも中毒症状を引き起こす可能性があるため非常に危険です。

また、アロマ製品も同様に中毒を引き起こすことが報告されているため、使用は避けましょう。

 

まとめ

新しく子犬や子猫を家族に迎え入れることは楽しみもいっぱいですが、しっかり準備ができていないと予期せぬ事故に繋がることもあります。

今回は、お迎え当日までに準備しておくべき基本的なグッズや環境についてご紹介しましたが、共に生活する中で必要となる他のアイテムも徐々に揃えていくとよいでしょう。

準備をしっかりと行い、注意点を理解した上で愛犬や愛猫との新たな生活をぜひ楽しんでください。

子犬や子猫を迎えるにあたって、なにか不安なことがあれば当院にご相談ください。

 

兵庫県丹波市の動物病院なら『にまいる動物病院』

病院案内はこちら

 

ページトップへ戻る