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【獣医師が解説】はじめての子犬・子猫のワクチン接種ガイド

  • 動物の病気

新しい家族へ、心からの「おめでとう」を。これからの毎日が、たくさんの幸せで満たされますように。

 

ワクチンって、なんだろう?

新しい家族として子犬や子猫を迎えたばかりの飼い主様、こんにちは!
「これからどんなお世話が必要かな?」「ワクチンって聞くけど、なんだか難しそう…」そんな風に、期待と同時に少し不安な気持ちを抱えていらっしゃるかもしれませんね。

 

ワクチンは、病気に対する「免疫」という名のバリアを作るための大切な準備です。

あらかじめ、弱めた病原体などを体にいれることで、いざ本物の強いウイルスがやってきた時に体を守るための練習をさせてあげる、と考えてみてください。

ワクチンをしていればその「病気にかからない」という訳ではありません。

けれどワクチンで抗体を作った病気にかかった時に重症化せずに済みます。

 

ワクチンの接種スケジュール(目安)

子犬・子猫のワクチンは、お母さんからもらった免疫が少しずつ消えていく時期に合わせて、複数回に分けて接種するのが一般的です。そうすることで、病気にかかりやすい「無防備な期間」をなくし、しっかりと免疫を作ることができます。

 

わんちゃんの場合

時期 内容 ポイント
生後2ヶ月ごろ  混合ワクチン(1回目) ここからワクチンプログラムのスタートです!
生後3ヶ月ごろ  混合ワクチン(2回目) しっかりと免疫をつけるための追加接種です。
生後4ヶ月ごろ  狂犬病予防接種 丹波篠山市の方は当院で全ての手続きが可能です!
翌年以降  年1回の追加接種 作られた免疫を維持するために、定期的な接種を続けていきましょう。

 

わんちゃんは一回目をペットショップなどで行っている事が多いのですが、
残念ながら、多くの場合で丹波篠山市で必要とされる抗体が足りていません。
必要な抗体を獲得するために子犬は24週齢以降~(生後4か月以降~)に3回目の混合ワクチン接種を行っています。

 

ねこちゃんの場合

時期 内容 ポイント
生後2ヶ月ごろ  混合ワクチン(1回目) わんちゃんと同様、ここからスタートです。
生後3ヶ月ごろ  混合ワクチン(2回目) 追加接種で、病気への抵抗力を確実なものにしていきます。
翌年以降  年1回の追加接種 お外に出る子も、お家の中だけの子も、定期的な接種が健康を守ります。

 

※上記はあくまで一般的なモデルです。

その子の健康状態や生活スタイルに合わせて、最適なプランを一緒に考えさせていただきますので、ご安心くださいね。

 

当院のワクチンについて

 

混合ワクチン:たくさんの病気を一度に予防!

わんちゃんの場合

特に、この丹波篠山市の地域では「レプトスピラ」という病気への注意が必要です。

この病気は、ネズミの尿などで汚染された水や土から感染し、わんちゃんだけでなく人間にもうつることがある怖い病気です。
感染しても軽症だと風邪のような症状ですが、重症化すると黄疸や腎障害などをおこし死亡率が高くなります。

当院では、このレプトスピラ症を防ぐワクチンを、この地域で暮らすわんちゃんにとって必要不可欠なものと考えています。
レプトスピラ症のワクチンは8種以上のワクチンに含まれています。

ねこちゃんの場合

ねこちゃんは室内でのみの生活おおすすめしています。
外に出ない子は、三種混合ワクチンの接種(一般的に猫風邪と呼ばれるウィルスのワクチン)をされる方が多いです。
外に出る子は、5種混合ワクチンの接種(猫クラミジア・猫白血病)をおすすめしています。
5種混合ワクチンを初めて接種される猫ちゃんは、接種前に必ずエイズ・白血病のウィルスチェックが必要です。

 

狂犬病予防接種:法律で定められた、飼い主様の大切な義務です

わんちゃんを飼う全ての飼い主様は、年に1回の狂犬病予防接種を受けさせることが法律(狂犬病予防法)で義務付けられています。
狂犬病は、発症するとほぼ100%死に至る非常に危険な病気です。日本での発生は長年ありませんが、万が一の発生に備え、社会全体でわんちゃんを守るために必ず接種しましょう。

 

当院のトリミングサロンをご利用の飼い主様へ

いつも当院のトリミングサロンをご利用いただき、ありがとうございます。
皆様の大切なペットを安全にお預かりするため、当サロンでは以下の証明書のご提示をお願いしております。

 

  • 1年以内に接種した「混合ワクチン」の接種証明書
  • 1年以内に接種した「狂犬病予防接種」の接種済票または証明書(わんちゃんのみ)

 

※混合ワクチンに関しては、ワクチン接種の代わりに「ワクチン抗体検査」の結果証明書(1年以内のもの)でもご利用いただけます。

抗体検査にご興味がある方は、お気軽にご相談ください。

トリミングサロンについて詳しくコチラ

 

ワクチン接種後の過ごし方と注意点

ワクチン接種の後は、体が免疫を作るために少し頑張っている状態です。なるべく安静に過ごさせてあげましょう。

  • 当日の激しい運動、シャンプー、トリミングは避けてください。
  • ノミ・マダニ予防、フィラリア予防は次の日に投薬してください。
  • シャンプーは注射3日後にしてください。
  • 少し元気がなくなったり、眠そうにしたり、食欲が落ちることがありますが、通常は1〜2日で元に戻ります。
  • 注射した場所を触ると痛がることがあります。

こんな時は、すぐに病院へご連絡ください!

ごく稀ですが、ワクチンで強いアレルギー反応(アナフィラキシーショック)が出ることがあります。

もし以下のような様子が見られたら、時間外でもためらわずにすぐにご連絡ください。

  • 顔(特に目や口の周り)がパンパンに腫れる
  • 体中にじんましんが出る、体をかゆがる
  • 何度も嘔吐や下痢を繰り返す
  • ぐったりして立てない、呼吸が苦しそう

これらの症状は、接種後30分〜数時間以内に出ることが多いです。接種後はしばらく、わんちゃん・ねこちゃんの様子をよく見てあげてくださいね。

 

さいごに

ワクチンは、かけがえのない家族を感染症から守るための、飼い主様からの最初のプレゼントです。

基本となる子犬・子猫の時期のワクチン接種について解説しました。

成犬・成猫で迎えた時のワクチン接種についてはそれまでの暮らしやワクチン接種経歴によって変わってきます。

ご来院されましたら、ヒアリングの上一頭一頭に最適な予防プランをご提案します。

 

わからないこと、心配なこと、どんな些細なことでも構いません。

どうぞお気軽にスタッフや獣医師にご相談ください。

一緒に、大切な家族の健康を守っていきましょう!

 

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