• 079-552-5355

  • お問い合わせ

  • 診療時間/9:00~12:00 16:00~19:00(土曜午後は15:00~18:00)
    休診日/日曜・祝日

ブログ

blog

カテゴリー:

猫の慢性腎臓病とホモトキシコロジーについて|自然治癒力の向上を助ける

  • 動物の病気
  • 症例紹介
  • 院長ブログ

慢性腎臓病は猫の3頭に1頭が罹患するといわれているほど発生率の高い病気です。しかし、完治が望めない病気であるため、生涯にわたって病気とうまく付き合っていく必要があります。

そこで当院では、体への負担が少なく済む「ホモトキシコロジー」という治療法を導入しています。

 

今回は猫の慢性腎臓病がどんな病気なのか、そしてホモトキシコロジーがどんな治療法なのかについて解説したいと思います。

■目次
1.原因
2.症状
3.診断方法
4.治療方法
5.予防法やご家庭での注意点
6.まとめ

 

原因

慢性腎臓病の原因には、腎炎や多発性嚢胞腎などの腎臓疾患、リンパ腫などの腫瘍、高カルシウム血症や高カリウム血症、外傷や中毒など様々なものが挙げられますが、多くの場合、原因は不明です。

また、尿路結石症による尿閉が原因で起こる急性腎障害が、慢性腎臓病へと移行することもあります。

 

症状

初期のステージでは検査の数値に軽度の異常が見られる程度で、目立った症状はありません。

そして緩やかに進行していき、まずはじめに多飲多尿(ガブガブ水を飲んで薄いおしっこを大量にする)が現れます

そしてさらに悪化すると嘔吐や下痢、食欲不振、体重減少、貧血などの症状が見られるようになります。

 

また、腎臓は不要な老廃物や毒素をろ過して尿中に排泄することで、体の中に老廃物や毒素が溜まらないようにしています

ところが、腎臓病が進行するとこの機能が低下してしまうため、毒素が尿中に排泄されずに体の中にどんどん溜まっていきます。

すると尿毒症を引き起こし、激しい嘔吐や下痢、口臭、けいれんなどの症状が見られ、すぐに治療を行わなければそのまま命を落としてしまう危険な病気です。

 

診断方法

血液検査やレントゲン検査、超音波検査、尿検査、血圧測定など、様々な検査を行うことで診断をします。

 

血液検査では、高窒素血症(BUNの上昇)やクレアチニンなどの腎関連項目を確認し、尿検査では尿比重や蛋白尿を調べます。また、レントゲン検査や超音波検査などの追加検査が必要な場合もあります。

 

治療方法

病気を治すためではなく、進行をできるだけ抑えることと、QOL(生活の質)を維持することを目標に治療を行います。

進行状態にあわせて、内服薬や点滴、療法食を使った治療を行い、場合によっては入院治療が必要になることもあります。

 

その他の治療法として、ホモトキシコロジーがあります。

ホモトキシコロジーとは、専用の注射や内服薬で体内に溜まった毒素の排泄をサポートして体内の毒素を減らすことによって、不調の改善や自然治癒力アップに導いてくれる自然療法です。

副作用が極めて少なく、内服薬は苦味を伴わないため、動物の体に負担がかからないというメリットがあります。

 

予防方法やご家庭での注意点

一度壊れてしまった腎臓の機能は元に戻らないため、できるだけ腎機能が残っている状態で発見し、治療を行うことが大切です。

年齢とともに罹患率は高くなるため、7歳を過ぎたら少なくとも年に2回健康診断を受けるようにしておくと安心です。

 

まとめ

ホモトキシコロジーは猫の慢性腎臓病への効果が高く、大規模の研究で80%の症例に改善が見られたという報告があります。また、実際に当院でも末期で食欲不振に陥った猫がホモトキシコロジーの治療を開始して3日で食欲が回復した例があります。

 

もちろん、他の病気の治療にも対応可能ですので、ホモトキシコロジーについて気になる方は、ぜひお気軽に当院までご相談ください。

 

当院のホモトキシコロジーについてはこちらでもご紹介しています

 

■当院の関連する記事はこちらで解説しています

犬や猫のホモトキシコロジーとは|ドイツ発祥の自然療法の一つ

犬や猫の治療で使う鍼灸とは|自律神経やホルモンバランスを整える

犬や猫の治療で使う漢方とは|漢方薬の効果や副作用の有無を解説

 

兵庫県丹波市の動物病院なら『にまいる動物病院』

病院案内はこちら

 

ページトップへ戻る