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猫の脱毛とホモトキシコロジーや漢方の治療について

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美しい毛並みは猫の健康のバロメーターであり、脱毛は何らかの健康問題を示唆している可能性があります。脱毛の原因は多岐にわたり、長期にわたって治療が必要になるケースもあるため、当院では副作用が極めて少ないホモトキシコロジーや漢方による治療を行っています

 

今回は猫の脱毛とホモトキシコロジーや漢方の治療についてご紹介していきたいと思います。

■目次
1.猫の脱毛の原因
2.診断方法や治療方法
3.ホモトキシコロジーの活用について
4.まとめ

 

猫の脱毛の原因

猫の脱毛の原因は多岐にわたります。最も一般的な原因は、皮膚病、アレルギー、寄生虫、内分泌異常そしてストレスなどがあります。病気によっては、脱毛の形態や広がりに特徴が見られる場合があり、これらの詳細は診断過程で大いに役立ちます。
例として、脱毛が特定の箇所に限定されている状況では、外傷や感染が背景にある可能性が考えられ、一方で全身的な脱毛は内分泌系の問題や広範囲の皮膚病を示唆している場合があります。

 

診断方法や治療方法

脱毛をしていること自体は視診だけで判断できます。しかし、脱毛の原因は多岐にわたるためさまざまな検査を行い、原因を突き止める必要があります。

 

そのため、まずは被毛検査や皮膚掻爬(ソウハ)検査、スタンプ検査などの皮膚検査を行います。また、皮膚に異常がなかったり左右対称に脱毛していたりする場合には皮膚以外に問題が起こっている可能性があるため、必要に応じて血液検査やアレルギーテスト、ホルモン検査なども行います。

 

治療は原因に応じて異なり、抗生物質、抗真菌薬、アレルギー対策、ホルモン療法、そしてストレス管理など、多岐にわたります。

また、皮膚炎を起こしている場合にはシャンプー療法や食餌療法、サプリメントの投与なども必要に応じて行っていきます。

そして、従来の治療方法に加え、ホモトキシコロジーと漢方を用いた治療が注目されています。

 

ホモトキシコロジーの活用について

当院では先程ご紹介したような治療に加え、副作用が極めて少ないホモトキシコロジーや漢方を活用するケースもあります。

 

ホモトキシコロジーは、身体の自然な治癒力を高めることに重点を置いた治療法です。特別な注射や内服薬で体内にある有毒物質を排泄、解毒および損傷を受けた臓器をサポートすることによって症状の改善や治癒に導いていきます

 

猫の脱毛治療において、ホモトキシコロジーは特にストレスや心因性の脱毛に対して有効な選択肢となり得ます。心因性脱毛は、猫が過剰なストレスや不安によって自らの毛を舐め取ってしまう行動によって起こります。この状態では、従来の医薬品だけでなく、猫の精神的な健康をサポートする治療が必要となります。

 

当院の患者様の中には、心因性の脱毛で悩んでいた猫が、ホモトキシコロジーの治療を行ったところ、脱毛の悪化を防げたという症例があります。さらに、漢方も組み合わせて行ったところ、発毛促進の効果まで見られました。

 

また、アレルギー性の脱毛でステロイド剤を内服している場合には、ホモトキシコロジーを併用することでステロイド剤の必要量を抑えることができるため、ステロイド剤の副作用のリスクを抑えることもできます

 

まとめ

心因性の脱毛やその他の皮膚問題に苦しむ動物に対して、ホモトキシコロジーや漢方は副作用が極めて少なく、愛猫の体への負担を抑えられるため、飼い主様にとっても魅力的な選択肢なのではないでしょうか。

しかし、導入している動物病院はまだ少なく、なかなか治療のイメージがわかないという飼い主様も少なくありません。

 

当院では治療実績も多くありますので、なかなか治らない脱毛で悩んでいる方やステロイド剤の副作用が心配だという方は、ぜひ一度当院までご相談ください

 

■当院の関連する記事はこちらで解説しています

犬や猫の治療で使う漢方とは|漢方薬の効果や副作用の有無を解説

犬や猫の治療で使う鍼灸とは|自律神経やホルモンバランスを整える

犬や猫のホモトキシコロジーとは|ドイツ発祥の自然療法の一つ

 

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