• 079-552-5355

  • お問い合わせ

  • 診療時間/9:00~12:00 16:00~19:00(土曜午後は15:00~18:00)
    休診日/日曜・祝日

ブログ

blog

カテゴリー:

東洋医学的治療について|飼い主さんに知ってもらいたいこと

  • 動物の病気
  • 症例紹介
  • 院長ブログ

東洋医学では、動物の健康は「気・血・津液」と「陰・陽」のバランスによって保たれているとされています。また、五臓六腑(五つの臓器と六つの腑)や経絡(体内のエネルギーの流れる道)の調和も健康の鍵とされています。

特に、気・血・津液のバランスが崩れると不調が生じやすいため、東洋医学的な治療ではこれらの要素を整えることに重点を置いています。

 

今回は、そんな動物に対して行われる東洋医学的治療について、詳しく解説していきます。

■目次
1.東洋医学の特徴
2.西洋医学との違い
3.漢方のおすすめの飲ませ方と与える時の注意点
4.まとめ

 

東洋医学の特徴

東洋医学では、体内を巡る生命エネルギーと体液、すなわち「気・血・津液」という3つの要素が全身を流れており、その調和が健康を支えていると考えられています。これらのバランスが崩れると、体調不良を引き起こすとされています。

 

「気・血・津液」は体内の「経絡」を通って全身に運ばれます。そのため、東洋医学では経絡に働きかけ、気・血・津液のバランスを整えることで自然治癒力を高め、身体の機能を整えていきます。

 

西洋医学との違い

西洋医学は、主に治療や手術を通じて病気や症状の原因を取り除く方法で病気を治します。診断は検査結果に基づき行われ、確定した病名に応じた治療が行われます。そのため、病名が特定できない場合、治療へのアプローチが困難になることがあります。

 

一方で東洋医学は、身体の自然治癒力を高めることに重点を置き、内側からの不調の改善を目指します。このアプローチでは、西洋医学で必要とされるような具体的な病名が決まっていなくても治療が可能であり、病気になる前の「未病」の段階でも治療ができるというメリットがあります。

 

漢方のおすすめの飲ませ方と与える時の注意点

お薬を嫌がらない場合は、少量の水で溶かして直接口に入れるか、食事に混ぜてあげると良いでしょう。

しかし、お薬を嫌がる場合は、カプセルやオブラート、投薬補助食を利用して、味やにおいが分からないように工夫してあげることが大切です。例えば、ふかしたさつまいもに薬を隠したり、ヨーグルトに混ぜたりして与えるのも効果的です。

 

漢方薬は原則として食前に飲むのが一般的ですが、もし難しい場合は食事中や食後でも大きな問題はありません。西洋薬との併用も基本的に問題ありませんが、漢方薬の使用時には獣医師の指示に必ず従ってください。

 

また、東洋医学的な治療は一般に副作用が少なく、安全性が高いですが、救急の場合など、適さないケースも存在します。さらに、同じ病気でも治療法が異なる場合があるため、自己判断は禁物です。そのため、人間用の漢方薬を与えるようなことはせず、動物たちの体調に異変を感じたら、まずは動物病院を受診するようにしましょう。

 

まとめ

東洋医学的な治療は身体の機能を整えることが利点ですが、すべての疾患に適しているわけではありません。そのため、西洋医学とのバランスを取りながら治療を進めることが重要です。

 

当院では、西洋医学や東洋医学だけでなく、ホモトキシコロジーなど、多様な治療法を取り入れています。何か気になることがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください

 

■当院の東洋医学に関連する記事はこちらで解説しています

犬や猫の治療で使う漢方とは|漢方薬の効果や副作用の有無を解説

犬や猫の治療で使う鍼灸とは|自律神経やホルモンバランスを整える

犬や猫のホモトキシコロジーとは|ドイツ発祥の自然療法の一つ

 

兵庫県丹波市の動物病院なら『にまいる動物病院』

病院案内はこちら

 

ページトップへ戻る