猫の口内炎に悩む飼い主必見!漢方治療で実現する痛みの軽減と生活の質向上
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猫も私たちと同じように口内炎ができることがあります。しかし、猫の場合は治りにくく、強い痛みを伴うことが多いため、食欲が落ちたり、元気がなくなったりすることがよくあります。特に、口の中に複数の口内炎ができることが多く、その痛みから日常生活にも影響を与えることがあります。
一般的な治療法としては、薬の投与や全身麻酔下での抜歯などが行われますが、これらの治療は体への負担がかかることが少なくありません。
そのため、当院では西洋医学的な治療に加え、体に優しい漢方や鍼灸などの東洋医学的アプローチを積極的に取り入れています。特に慢性的な口内炎に対しては、漢方や鍼灸によって痛みを和らげ、症状の進行を抑える効果が期待できるため、猫の体に負担をかけずにケアする方法として注目されています。
今回は、猫の口内炎と漢方治療について、解説します。
■目次
1.猫の口内炎とは?
2.症状
3.猫の口内炎の原因
4.診断方法
5.治療方法
6.気を付けるべきポイント
7.まとめ
猫の口内炎とは?
猫の口内炎とは、口の中の粘膜に炎症が生じ、強い痛みや不快感を引き起こす病気です。
人間の場合、口内炎は1週間ほどで自然に治ることが多いですが、猫の口内炎は難治性とされ、慢性的に続くことがよくあります。そのため、猫は長期間にわたって痛みを抱えることがあります。
さらに、炎症が複数の箇所にできることが多く、食べ物を食べたり水を飲んだりするのが難しくなるため、食欲不振や体重減少といった症状が現れることもあります。
症状
猫に以下のような症状が見られる場合、口内炎が疑われます。
・よだれがたくさん出る
・口の臭いが強くなる
・ごはんを食べづらそうにする
・うまくごはんを飲み込めない
・食欲が落ちる
・体重が減ってきた
・口の周りに触ると嫌がる、怒る
・口の中に出血が見られる
猫の口内炎の原因
猫の口内炎のはっきりとした原因は、まだ完全には解明されていません。
しかし、細菌やウイルス感染、さらには免疫反応など、いくつかの要因が重なることで、口内炎が発症しやすくなると言われています。
診察方法
まずは問診を行い、愛猫の普段の様子や気になる症状についてお伺いします。
その後、口の中を丁寧に観察し、口内炎があるかどうか確認します。また、必要に応じて、ウイルス検査を含む血液検査や、X線検査を行うこともあります。
治療方法
口内炎の治療には、歯石除去や薬の投与、レーザー治療などが行われます。ただし、症状が重い場合には、歯を抜かなければならないこともあります。
当院ではさらに、漢方や鍼灸を使った東洋医学的な治療も取り入れています。
東洋医学では「四診」と呼ばれる診察法を用い、体質などを考慮しながら、現在の体の状態を把握して治療内容を決めます。
そのため、同じ「口内炎」であっても、治療は一頭一頭異なり、炎症を抑える漢方薬や細菌感染をコントロールする漢方薬、食欲不振を改善する漢方薬など、症状に合わせて漢方薬を処方します。
ただし、漢方薬には苦味が強いものもあるため、薬が苦手な猫には鍼灸治療がおすすめです。鍼灸は副作用がほとんどないため、漢方薬が難しい場合でも安心して治療を受けられる方法です。鍼灸治療も一つの選択肢として検討してみてはいかがでしょうか。
気を付けるべきポイント
口内炎は強い痛みを伴うため、放置してしまうとごはんが食べられなくなり、次第に衰弱してしまうことがあります。また、猫は普段から口の中を見せてくれないことが多いため、発見が遅れてしまうケースも少なくありません。
そこで、定期的に動物病院で健康診断を受け、早い段階で口内炎を見つけることが大切です。愛猫の健康を守るためにも、定期的なチェックを心がけましょう。
まとめ
猫の口内炎は治りにくく、痛みが強いため、できるだけ早く発見し、適切な治療を行うことが重要です。子猫の頃からお口の中をチェックする習慣を身に付け、少しでも気になることがあれば、早めに動物病院を受診しましょう。
当院では、西洋医学に加えて漢方や鍼灸などの東洋医学も取り入れた統合医療を行っています。愛猫の環境や食事、体質に合わせて動物専用の漢方薬を処方し、一頭一頭に合わせたオーダーメイドの治療が可能で、漢方の持つ大きな強みの一つでもあります。
東洋医学では、痛み止めのように一時的に症状を抑えるだけでなく、体質そのものを改善することで、ホルモンバランスの乱れや原因がはっきりしない病気の予防にも効果があります。
愛猫の健康についてお悩みの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。
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